釣り人の必須アイテム!ゴアテックス (GORE-TEX) が選ばれる3つの理由
一年を通じて雨と風はバスフィッシングにとってプラス材料になることが多いです。
低気圧によってバスの動きが活発になったり、雨風でアングラーの存在感を増すに悟られにくくなったり、アングラーの数が晴天時より減ることでフィッシングプレッシャーが抑えられたりするからです。
悪天候の恩恵を受けるためには、高機能レインウェアを持っていることが絶対条件です。
体が濡れてしまっては、寒い、不快、動きにくいという三重苦で釣りどころではありません。
高機能なレインウェアさえあれば、晴天時とさして変わらない感覚ストレスのなさで釣りを続けることができます。
高機能レインウェアの代名詞それはゴアテックス。
ゴアテックス (GORE-TEX) について詳しく解説していきます。
ゴアテックス (GORE-TEX) ファブリクスとは?
ゴアテックスファブリクスは、1976年にアメリカで登場し以来進化を続けています。
ゴアテックスファブリクスが登場するまで、防水耐久性と透湿性防風性を高次元で両立させた素材はないとされていた為、当時ゴアテックス (GORE-TEX) ファブリクスは奇跡の素材と呼ばれていました。
ゴアテック (GORE-TEX) スファブリクスの性能の源はゴアテックスメンブレンという一枚の膜にあります 。
PTFE(ポリテトラフルオロエチレン/フッ素樹脂の一種)を特殊な延伸工した多孔質膜です。
この膜は 無数の微細な孔をもち、ひとつの孔の大きさには水滴よりはるかに小さく、水蒸気よりはるかに大きいのです。
ゴアテックスウェアの三大機能「防水耐久性」
防水耐久性とは外からの水分をゴアテックスウェアの内部に侵入させない性能のことです。
ゴアテックスファブリクスは、着用や洗濯を繰り返しても約300kPa以上の圧力に侵入圧に耐えることが可能です。
300kPaは1cm2の生地の上に約30mの水柱を立てたものに相当します。
どんな過酷な天候でも雨や水の浸入を確実に防ぐと言えます。
ゴアテックスファブリクス自体の防水耐久性能が完璧でも、ウェアになった場合には、縫い目から侵入する可能性が残ってしまいます。
縫い目の目止めを行うシームシーリングがウェア全体を防水コードにする技術です。
その他、ファスナーやポケットなどから水がウェア内部に進入できない構造になっているのが重要です。
ゴアテックスファブリクスを採用する全てのウエアは、ゴア社によるスタイル認定試験を義務付けられています。
これをクリアしないと製品化は許されていません。
つまり市場に出回っているすべてのゴアテックスウエアは、テストをパスしてるということになります。
ゴアテックスウェア三大機能「透湿性」
透湿性は生地を水蒸気が通す機能のことです。
水蒸気だけでなく、空気やガス、本巣通気性とは別です。
たとえ防水、耐久性が高くても透湿性がゼロではウェア内部が汗で蒸れ、結果的にびしょ濡れになってしまいます。
ビニールカッパがわかりやすい例です。
水蒸気は「水上気圧が高い方から低い方へ移動する」という原理があり、通常はウエアの内部の方が水蒸気圧が高いため、汗の水蒸気が排出されます。
この時の透湿抵抗値が非常に低いのがゴアテックスファブリクスです。
透湿抵抗値とは、水蒸気が移動する際の抵抗値のことです。
ちなみにビールカッパの透湿抵抗値はRet100以上(測定不能)、ゴアテックスファブリクス はRet 6以下で国際基準では最高度の透湿度です。
ゴアテックスウェア三大機能「防風性」
ゴアテックスファブリクスといえばレインウェアというイメージが強いですが、防風性も非常に高いです。
サーモグラフィーを使用した防風試験によると、ゴアテックスウェアを着用した被験者は皮膚の表面温度の低下があまり見られないというデータが出ています。
ボートフィッシングがメインのアングラーにとっては欠かせない機能です。
冬場の全開走行後の釣りの精度が向上することでしょう。
ゴアテックスウェアのメンテナンス
ゴアテックスのメンテナンスは非常に簡単です。
取り扱い表示の指示に従った上でこまめに洗濯するのが基本です。
洗うと性能が落ちると間違いでゴアテックスメンブレンが破れたり 穴が開いたりしない限りは耐久性、防風性、透湿性はほとんど落ちません。
保管は風通しが良く、直接日光が当たらない場所で行うと良いでしょう。
ちなみに海で使用した場合は 生地表面に塩が付着するのですが、選択することで簡単に取り除けます。