PEライン直結してよい場合ととリーダーをつけたほうがいい場合

ライン

直結してよいと思えるのは、結節強度の低下を考慮しなくてもよいとき、つまり必要以上に太くて強いPEを使用しているときです。

直結すると、強度は直線強度の30~35%程度に低下します。

たとえば強力が10lbのPEを直結するとします。

実質3~3.5blの強度になってしまいます。

一方、直結で10lbの強度が欲しい場合は、最低34lb以上のPEが必要だということです。

フロッグで50lbといった太いPEを直結で使いますが、それで30~17.5lbの強度になります。

つまり、力任せにカバーから引き離すといったパワーゲームができるわけです。

そうではなく、結節強度を維持したい場合はリーダーを接続とします。

とくに細いPEを使いたい場合は、リーダーを接続したほうがよいでしょう。

必要な強度が得られるノットをマスターするか、多少は劣るノットで間に合わせるかは自分次第です。

PEとフロロリーダーに適合範囲はあるのか?

単純にPEの号数を2~3倍した号数がリーダーに適しています。

ライトラインの場合は、lb表示で同じレベルを組み合わせてもいいです。

たとえば、PE1号の場合は、風呂路リーダーは2~3号、つまり8~12lbが適合範囲です。

この範囲内でもリーダーの号数が細い場合は、根掛かりしたときに切れる場合は、ルアーの接続部分であり、リーダーは切れることが少なく、太い場合はPEとリーダーの接続部で切れることが多くなります。

当然この範囲を超えると、さらに顕著になります。

おすすめのノット

PEをラインアイに直結する場合

強度がそれなりだが、簡単かつスピーディーにできるノットでブリンソンノットがおすすめです。

PEラインをリーダーと結束する場合

強度がそれなりだが、簡単かつスピーディーにできるノットで電車結び。

強度も申し分なく、結び目が小さいなどメリットは多々あるものの熟練を要するけど、覚えておきたいノットがノーネームノットです。

リーダーの長さとキャスティングの関係

強度面でいえば、接続、つまりノット次第ですから、リーダーの長さやキャスティングに関係ありません。

ガイドに絡みついては、使用するロッドのガイド数と径、使用者のキャスティングの仕方により一概には言えません。

ガイドメインからだけでいえば、ガイド数が少なくガイド系が大きい場合は、ガイドとの摩擦がすくないためトラブルが少ないと言えます。

しかし、ロッドアクションとのトータルバランスが悪いとこの限りではなくなります。

漠然とした表現ですが、キャスト時にバックスイングが速く、ロッドを後方にほとんど倒さずに、前でさばくように鋭く振り切るとトラブルを起こしやすいです。

一方バックスイングがゆっくりで、徐々に加速するように振り切るとトラブルは起こりづらいです。

ラインの食い込みについては、リールもラインを巻く時点で適切なテンションを掛けて巻くことが重要です。

少なくとも、スプールに巻かれたラインを指で強く押えて、凹むようでは不適切です。

強度を優先してトラブルが多いほうを選ぶか、トラブルは少ないが強度面は目をつぶるか、さまざまなことを試して、いずれかを選択するのはあなた次第です。