パワースピニングでヘビーカバーを攻略する方法
ヘビーカバーに下直面した時、あなたはどんな釣り方を選びますか?
「20ポンドラインを巻いたフリッピング」
「12ポンドラインを巻いたベイトフィネス」
確かにそれらで捕らえられるバスもいるかもしれません。
でも過度のプレッシャーに侵された近年の釣り場において、誰もが思い浮かぶアプローチでは、手にすることができる魚が減っているのは事実です。
だからこそ注目すべきはスピニングタックルによるパワーパワーフィネスです。
剛と柔を兼ね揃えたこのメソッドを確立すれば、これまで口を使えなかった答えがいることに気付くはずです。
パワーフィネスとは何か?
パワーのあるスピニングタックルでライトリグを扱い、誰も狙わないようなカバーの奥を攻略するパワーフィネスを一言で表すとこうなります。
「カバー攻略における究極のフィネス」。
くわせに置ける繊細さという意味での「弱さ」と、カバー最奥でのやり取りも辞さない「強さ」という本来なら、 相矛盾する釣りです。
誰もが躊躇するブッシュの奥に喰わせのリグを入れることができたら、 ビッグベイトもそうですけど、見た目のサイズはデカイのに操作面においては繊細なくわせが重要だったりします。
そういう両極端な部分を持ち合わせるルアーなりテクニックが往々にしてにして最終兵器になります。
そもそもパワーフィネスは、その概念的な部分にのみ注目すると決して新しいテクニックではないです。
パワーフィネスが活きる場所
ベイトフィネスが全盛の時代がありましたが、それでも攻めきれない場所、例えばヘビーカバーなどを釣るのにパワーフィネスの有効性が再注目されています。
ベイトフィネスでは攻めきれない、ヘビーカバーってどんな場所かと言うと、ブッシュとかレイダウンでもいいのですが、入れようと思えば入れられるけどルアーを落としにくい場所。
ピックアップで枝に引っかかってしまい、さらには魚を掛けた時ベイトフィネスタックルのパワーでは取れないようなスポット。
そんな場所でもより確実に魚をキャッチするために、硬いロッドとPEラインによるパワーフィネスが有利なんです。
例えば、20ポンドラインを使わなくてはならないようなヘビーカバーを打つ時と近いと言うか同じです。
でも20ポンドラインを扱うようなベイトタックルで、パワーフィネスで使うようなスモラバを投げることはできないです。
だからある意味パワーフィネスは、タックルの強さで言えば20ポンドラインのカバータックルと比較しても、何の遜色もないのないです。
もしくは、それ以上に強いですけれど扱うルアーにフィネス感があるのが大きな違いです。
そしてスピニングタックルであるということが根本的に違います。
スピニングタックルのメリット
ではスピニングタックルであることのメリットは何なのでしょう。
例えば、ブッシュの奥の奥までキャストがキャストで入れたり スキッピングで滑り込ませたりけれど
どんなにキャストが上手い人でも隙間が狭いとその間をくぐってかなり難しいです。
貫いたすぐ先で落とすことまでがおそらく限界貫いた先に奥行きがあった場合、ベイトタックルでは操作ストレスになると思います。
キャストしたルアーがエラーとかに当たった場合、ルアーが失速したりバックラッシュの原因になります。
それがスピニングならバックラッシュはまずないです。
だからこそ大胆にキャストに勢いをつけておくまで投げ込めるそれはスピニングでしか出来ない芸当です。
では、精密なコントロールでキャストするというより、 は?
キャストはカバーを突き破っていくイメージなのか。
スピニングのメリットを活かしたアプローチも多いですが、精密なキャストで狙っていくってこともあります。
だから用途として、2パターン。20ポンドラインで撃つような濃いカバーにフィネス寄りなルアーを入れていく場合と、
ベイトタックルと入り込めないような場所へルアーをアプローチする場合。
この二つがパワーフィネスのメリットです。
パワーフィネスのロッドはどのようなものがいいのか。
ロッドアクション やっぱりジグとかネコリグとか扱うロッドで、ティップが少し柔らかい方が操作しやすいです。
だけど、それでアクションさせるには快適だけど、カバーからピックアップしたり、貫いたりする時にリップが入ってスタックしやすくなります。
ですので、先調子ではないベリーから曲がる棒のようなロッドが、この釣りにおいてストレスがないというとこにたどり着きました。
僕が持っているタックルで言うとダイワのHパワーのレギュラーパワーです。
ティップの硬さでカバーにスタックさせず、ルアーを入れてこられる。
つまりよりタイトに枝を一本一本かわすことができることにつながります。
だからロッドのはテーパーが命硬さに関してもHクラスが必要です。
レングスは7フィート。
カバーフィネスをしていると7ftアドバンテージが大きいことに気づくと思います。
アクションとフッキング
ロッドポジションはフッキングのストロークを確保するために低めに。
シェイクで誘っている際のロッドポジションは、カバーの高さに応じてアクションのつけやすさにもよるが、十分な合わせを取るためにも水平よりちょい上ぐらいが標準です。
アクション時は深度の調整とアタリを感知するため、ラインを左手中指で軽くフォールとメールを返した時にラインを左手で引き出しておいて、右腕利き腕で飼育水深がある場合は、左左手でベールを起こして返す作業をすばやく行い、その繰り返しレンジを下げていきます。
カメララバのトレーラーはウェイトの役割を果たす
本来吊るしで誘いをかける場合、トレーラーが水平となる90ドアへのスモラバが理想とされるが、パワーフィネスジグはすり抜けを重視した45度アイ。
しかし、短いスカートとそこからはみ出されたトレーラーによって球体になり、アクション時には天地の区別がつかなくなります。
よって90度アイによる水平姿勢と同等の効果を得ている。
パワーフィネスのルアー操作
ラインを枝や浮きゴミなどに持たせて吊るし、まずはカバー直下でシェイク。
反応がなければシェイクしながら徐々にレンチを下げていく。
ボトムまで探ったら、一気に水面までリフトしてリアクションバイトを誘うのも手です。
アプローチする場所と距離感
ちょうちん状態での誘いが基本になるこの釣りでは引っ掛ける枝も重要。
枝を多くまたくほどアクションのスムースさや魚のキャッチ率は下がるため、理想は「水面から近い太い枝」細い枝は揺れてしまうのでNG。
カバー周辺には、バスが浮いてることも多いため慎重に離れた距離からピッチングとアプローチをしていきます。
そして最終的にブリッピングで狙える距離まで接近。
距離が離れているほど魚に気づかれにくいルアーの操作性は悪くなります。
この微妙な塩梅も重要です。
見えバスとパワーフィネス
パワーフィネスではバスの見えバスの存在も重要です。
離れた位置でバスを発見できればもちろんサイトフィッシングが可能。
仮にこちらの存在に気づかれても。逃げ先のブッシュを狙ったり、時間をおいて入り直すなど、次の戦略へと繋げられる。
カバーからの抜きあり方
ドアのピックアップ時に気をつけるべきは、PEラインが枝に巻きつかないように回収すること。
ロッドを立ててそのまま後方に倒すようにすることで、ストックが生まれ、不意の糸絡みを防止します。