テキサスリグの基本操作とおすすめワーム

ハウツー

テキサスリグのキャストから回収までの基本的な操作方法について解説します。

1.狙うべきスポット

オカッパリのテキサスで主に狙うのは、沖の可地形変化(ブレイクやハンプ、張り出しなど)や水中に沈んだカバーやオダなどのピンスポットです。

ある程度バスの居場所を絞り込んだところで手間になるのがテキサスリグであり、やみくもにして引いてくることはしません。

2.キャスト

まず目標物の先に着底させます。

テキサスリグは構造上、いくらラインにたるませていてもやや手前にフォールしてきてしまいます。

着水点からほぼ真下にフォールするのはビフテキやヘビダンなどです、

着水点≠着底点ではないことを理解し、それを見越した位置にキャストしましょう。

3.フォールからから着底

ロッドでラインを送り込みフリーフォールさせます。

アクションを開始するのは、ノーシンカー状態のワームがシンカーより遅れて着底した後。

ここでどれくらい待てばいいのかはシンカーのウェイトや使うワームによってかわってきますが、標準的なセッティング(14LB、7gシンカー、水深3m)では、シンカーが着底してから2から4秒間待ちましょう。

4.アクション

ワームの着底後、バイトがなければ手前に引いてきます。

季節によってはシェイクを交えたスローなズル引きもすれば、「すっ」とロッドを立ててボトムギリギリをスイミング気味に誘うこともあります。

ロッドは基本縦捌き。

こうすることでラインがU字にたるみ、釣れるアクションが出ます。

これはハードベイトにも共通して言えることなのですが、ルアーを引く時にラインをたるませるのが重要です。

イメージは、ロッドでルアーを引っ張るのではなく、たるんだラインにルアーをでもらう感じです、

ラインががピンと張っていると、水中のルアーは何かに無理やり引っ張られるような不自然な状態になります、

そしてラインスラッグを使って手前に寄せてくるルアーのアクションは、とてもナチュラルです。

ミディアムヘビーパワーのやや硬いロッドを使うので、ラインがはっているとバイト時にバスが違和感を感じてしまいます。

フロロカーボンラインであれば、ラインがたるんだ状態のバイトでもしっかり感知出来ます。

5.モノに当たった時

何らかのストラクチャーにリグがタッチした時がバイトチャンス。

バスはストラクチャーに身を寄せる魚のため、ここをどうするかが釣果に直結します。

それがオダだとすると、ルアーがオダにヒットしたらまずシェイクで誘います。

その細かいロッド操作で舐めるように頂点までルアーを持ち上げそこを鋭く且つ短く、トップを弾くようにルアーを飛ばしてオダを乗り越えます。

あまり大きくロッドをあおるとルアーがオダから離れすぎてしまい、動きの鈍い低水温期のバスは、そのようなルアーを追い切れません。

オダを乗り越えた後はすかさずラインを水深分送り込み、リグが離れすぎないようにフリーフォール。

オダに高さがある場合は、ロッドを寝かしてラインを送り込むだけでは反応できないこともあるので、乗り越える前にフリッピングの要領でラインを引き出して対応します。

バスの活性が高い時は、横方向の動きに反応がいいときは、そのままカーブフォールさせてスイミング君に誘います。

6.低水温期の注意点

テキサスの操作はまさに「速く、かつ短く」といったようなものです。

バスにスイッチを入れるために要所でロッドを鋭く弾くが、ルアーがスポットから離れすぎないように細心の注意を払います。

一投に時間をかけており、キャストから回収までの平均時間は3分ぐらいが理想です。

低水温期には「鋭く短い」アクションを入れつつもとにかくスローに誘ってください。

この時期のバスはとてもナーバスで、キャスト数が多いと着水音に警戒してしまいます。

一投一投がが勝負の意識で、低水温期はキャスト数と釣果は反比例すると考えましょう。

シンカーフリーのテキサス陸の魅力

シンカーフリーの遊動式テキサス最大の魅力は、シンカーとワームの「間」に空間ができることそのままを利用したアクションが効いてきます。

例えばノーシンカーフリーの場合、フォール時はシンカーが先行して沈み、それにワームが遅れて着いて行く事になります。

そして、ノーシンカー状態のワームが着底した瞬間こそ、第一にして最大のバイトチャンスになります。

また進化と離れた位置にワームが着底した後にラインを張ると、ワームのヘッドが進行方向に向くこれも有効なアクションの一つです。

そしてシンカーとワームが一体となった時点で、フットワークに 機敏に反応する状態になります。

この静と動のメリハリがバスを狂わせます。

障害物を乗り越えた時のフォールや、縦捌きのロッドワークで、意図的にシンカーとワームを分離させることで、スピードイレギュラーな動きが出せます。

この動きこそ、食わせるための秘訣です。

ここで大事になってくるのがワームのセレクトです。

テキサスリグにおすすめのワームセレクト

ウイニングクロ―

「フォールでしか魅力的なアクションをしてくれない」と言うウルトラバイブスピードクローに抱いていた不満を解消されたワームです。

内側にフィンを設けた大ぶりなアームが水を多方向に掴み、中層やボトムでのシェイクにも反応します。

トレーラーやヘビダンなどにも使えるが、テキサスリグ用として考えられています。

もっとの仕様はバイブラテール。

重めのシンカーと組み合わせることでフォール中に強い波動を出す。

V字の底のロックを切り離すとショートカーリーテールに変形。

波動のピッチが細かくなり、軽いシンカーと組み合わせてもアクションするようになります。

モコリークロー

水中の地形変化についているバスをリアクションバイトさせるためのルアー。

地形変化だけならフットボールジグ、そこに障害物が絡んだらテキサスリグと使い分けます。

操作方法はリアクションダウンショットとも共通でラインスラッグをパン、パン、パンと一回一回しっかり弾きます。

モコリークローの後ろ足は、この釣りではスピードを殺してしまうので切り取ります。

ファットヤマセンコー

用途はモコリークローと同じです。

地形変化に絡む障害物が少ない場合は、こちらを使います。

水の抵抗を受けるパーツがないも何もないからアクションはキレッキレ。

逆に言えば動かしすぎたり、シンカーが重いとホールが早すぎたりするから注意です。