G.Cザリメタルの使い方と3つのラインアイの使い分け
冬のイメージが強いメタルバイブですがいつ使うのが効果的かというと、「夏」「冬」です。
結局は年中釣れるのですが、冬のルアーというイメージはリアクション効果が高く、本当に冷え込むとメタルバイブでしか釣れなくなるからでしょう。
そんなメタルバイブの中でおすすめなのが一誠のG.C.ザリメタル。
その特徴について詳しく解説していきます。
ザリメタルの特徴
通常はリスト&フォールは同じ大きさなら重たいほうがしやすいです。
G.C.ザリメタルは左右にキレイにヒラを打ちながらスパイラルフォールします。
小粒で重たいのに落ちていくスピードは普通です。
重たいものが水中でゆっくり落ちる、つまり下に水を強く押して
いるということです。
ザリメタルにヒゲをはやすとスパイラルが抑えられてストンとまっすぐにフォールします。
重たいと当然そのスピードが上がって、それもバスに反射的に口を使わす要素になります。
ザリメタルの3つの穴へのこだわり
メタルバイブを使うとき穴の使い分けはしていますか?
正直使い分けしていなのではないでしょうか。
開発者の村上さん曰く、「使ってもらえない穴はなら空けたくない。」とのこと。
それぞれの穴の役割について解説していきます。

A毛穴
細いラバーを3本通して、穴の両側に計6本のヒゲを付けるための穴です。
ヒゲの長さは片側5~8mmが最適です。
ヒゲを付けることで、ザリメタル本来のフォールアクションであるスパイラルフォールが抑制され、真下へストンと落ちるようになります。
スピードによるリアクション効果を得たいときにこのチューンを行います。
長いヒゲを生やしたくなるが、そうすると前後のフックに絡んでしまうので注意が必要です。
Bフックチューン穴
フロントフックを外すことで、ザリメタルがもつ優れたハイピッチアクション性能は全開放されます。(このチューンが効果的なメタルバイブは一部の他社製品のなかにも存在する)
このとき、フックがひとつきりになって心もとないなら、リアフックのサイズを1番手大きく(#5か#4に)して、このBにセットします。
根掛かりが少ない場所では、Bにスプリットリングを介してトレブルフック#6をセットしてもいいです。
フックを前方へ移すのは、サイズアップやトレブルフック化によって増した水の抵抗とアクションのバランスをとるためです。
C浮上穴
この穴にスナップをセットすると、巻いてもシャクっても上に向かう力が強く動く。
そのためバジングと遠距離でのリフト&フォールに適しています。
また、この特性を生かしてボトム付近をゆっくり引くのも得意です。
ここにセットして(浮上しやすいセッティングで)筋りょりでシャクる(上に引っ張る)とルアーが暴れすぎてしまします。
Dクランクベイト穴
ここにスナップをセットするとバイブレーションが強くなります。
イメージはクランクベイト。
メタルバイブの定番メソッドである近距離(15m以内)でのリフト&フォールに最適な穴はココです。
Eシャッド穴
このEにスナップをセットするとバイブレーションが弱くなり、振幅速度が上がります。(よりハイピッチでアクションするようになる)。
イメージはシャッド。
ということで、例外はあるが、低水温期のタダ巻で実績が高いのはこの穴です。
巻き心地がが最も気持ちです。