OSPのHPミノーはノーシンカーI字引きだけではない釣れる釣り方
OSPから発売されているHPミノーは一見すると、 フルーク系のソフトジャークベイトのように見えます。
HPミノーにはどのような特徴があるのか解説していきます。
HPミノーノーシンカーの安定した I字姿勢
ノーシンカーでただ巻きした時にふらついたり回転したりせずすっと綺麗に直進してくれます。
ウエイトで姿勢を安定させることのできないノーシンカーリグで、このアクションを出すのは簡単なことではありません。
特徴はボディ形状。
ボディの両サイドをややへこました形状がこれを可能にしています。
ヘッドにより左右に分散された水流がこの窪みに溜まりボディを挟み込むように支えることで姿勢が安定します 。
HPミノーノーシンカーのダート
ナチュラルに食わすI 字引きに対して、バスの捕食スイッチを一瞬でオンにするのがダートです。
鋭さの中にも動きを出すため適度に張りのあるマテリアルが採用されており、この自然な漂い感を出すためにフックの重みを考慮してノンソルト仕様に仕上げたとのことです。
1投の中でI字アクションだけでなく、トゥイッチやジャーク、ときには早めのリーディングをすることで、ベイトが「瀕死⇒パニック⇒逃げる」といった食わせるためのコンビネーションアクションを演出することができるのが大きな特徴です。
HPミノーノーシンカーのフックセット
貫通式スリットを採用されていることで、フックセットが容易です。
このようなタイプのルアーは、フックセットが少しでもずれたりすると回転してしまったりバランスを崩してしまったりした経験が1度はあるはずです。
オフセットフックを合わせる際、スリットを通すだけでオートマチックに中心線を取ったフックセットができるようになります。
OSPのソフトベイトは、パッケージに適合フックサイズが書いてくれています。
また、ソフトベイト全体にセット位置がわかる突起物がついていたり、誰もがワームの性能を100%引き出せるようにという親切設計が随所に見られるのが消費者としてうれしいことです。
HPミノーの使いどころ
HPミノーの出しところは何らかのベイトフィッシュを模すことが前提になるので、まず小さな魚を捕食しているような状況です。
そのベイトの種類やスピードレンジに合わせて使うのが基本です。
一年でまずこのワームの出番が一番多いのは3月から4月ワカサギが産卵のため川筋のサンドバーなどを目指し、それを捕食しに来てるバスを狙います。
産卵に絡んだおいワカサギの動きはスローなので、水面下30cmほどスローなI字引きで誘います。
6月になるとシャロ―に増えたオイカワをバスが積極的に追うようになります。
オイカワ動きが速い魚で連続ジャークで使い、スイッチを入れます。
7月から8月は高水温で酸欠となったワカサギが水面付近を漂う「酸欠ワカサギパターンの季節」。
ワッキー掛けにしたルアーで水面ピクピクもいいのですが、そのアクションにスレてしまったパスも多く、晴れや雨になるとパスが沈む傾向もあります。
そこでこのルアーを水面直下で I 字引きし、チェイスしてきたバスとトゥイッチで食わせます。
11月から12月になるとディープの釣りをすることが多いですが、実はこの時期のワカサギは朝一ではシャローフラットのブレイクに置いていることが多いです。
そういった時はやはりHPミノーを水深1mレンジで I 字引きし、バスを誘い出します。
このルアーの良いところは、とにかく泳ぎのバランスが崩れないことです。
I字引きではブレずに泳ぎ、ダートさせたときも回転したり水面に飛び出したりしません。
バスがベイトフィッシュを食べている状況なら必ず活躍してくれるでしょう。