おすすめスピナーベイトと使い分け

OSP スピナーベイト

スピナーベイトはどんなルアーか?

改めて言うならば、ブレードが水中で回転することによっておきる規則的な波動や音が他のルアーとは違うのが特徴です。

スピナーベイトというとブレイドのフラッシングに注目されがちだけど、ブレードの開き方によって魚の反応が全く変わります。

ブレードタイプの種類

ブレードタイプは大きく分けてウィローリーフとコロラドタイプに分かれます。

ウィローリーフの特徴

  • 1.面積が広いのでフラッシングが強
  • 2.ブレードの回り出しが悪い
  • 3.バイブレーションが弱い

こういったことが挙げられます。

コロラドブレードの特徴

  • 1.フラッシング効果は薄い
  • 2.ブレードの回り出しが良い
  • 3.バイブレーションが強い

フラッシング効果に関しては、イメージしやすいと思いますのでここで触れませんが、2に関しては、これは着水直後のブレードの立ち上がりやカーブフォールやスローロールのブレードの回りやすさのことです。

この機能には「ブレードの横幅」と「重量」が関係してきます。

まず、ブレードの横幅は広い方が水をつかむ距離が長くなるので回りだしがよくなります。

さらに、プレート全体の重量も軽い方がレスポンスはよくなります。

コロラドブレードの方が幅が広い傾向にあります。

同番手なら重量もウイローリーフに比べて軽くなるので、総じて回りだしがよくなるのです。

また回りだしのよさに関しては、ブレードの最大幅がどの位置にあるのかもかかってきます。

最大幅がブレード前方にあるほうがあるほうが早い段階で水をつかむので回りだしが良くなります。

反対に、後方に重心がよったブレードは遠心力が働きやすくなるので、こ回転計バイブレーションが強くなる傾向にあります。

スピナーベイトの2種類のバイブレーション

スピナーベイトのバイブレーションが2種類存在します。

その一つが「回転計バイブレーション」、もう一つが「引っ張り型バイブレーション」です。

回転系バイブレーションは、回転半径の大きいブレードが強い遠心力でアッパーアームを振り回そうとすることで発生するバイブレーションです。

コロラドブレードのダブルウィローに多いです。

引っ張り型バイブレーションは、抵抗の強いブレードがアッパーアームを水平にしようとするのに対し、立ち上げられたヘッドが戻ろうとする力のぶつかり合いで起こるバイブレーションです。

やじろべえのような状態をイメージしてもらえば分かりやすいと思います。

その日の状況やシチュエーションによって使い分けましょう。

プレーンかハンマードか

スピナーベイトのブレイドには表面がツルッとしたプレーンタイプと凹凸のあるハンマーとタイプがあります。

ブ意外に感じるかもしれませんが、プレーンの方がブレード表面に水が表面張力のように吸い付くので僅かながら引き抵抗が強い気がします。

実用レベルで使い分けるような差ではないと思います。

ハンマードプレートは複雑で鈍い光の反射をするのに対して、 プレーンタイプはキラリと鋭くフラッシングします。

どちらが有効なのは状況次第です。

スピナーベイトの最適なタックル

最適なタックルとは簡単に言えば、リーディング中心であればよく曲がるのにしっかりかけられる場所がある竿。

あとはレンジコントロールとアキュラシーのどちらを優先するかでレングス変わる。

リーディング中心ならロングロッドになるし、アキュラシー中心ならショートロッド。

ラインは細くすれば深いレンジを引きやすいし、太くすれば浅いところをゆっくり引けます。

スピナーベイトを使う上で、気を付けていることは?

しっかりブレードを回転させながら、魚のレンジに突入させること。

魚のレンジが浅ければ、着水同時でリーリングだしそれが水深3mの2mラインになら浮いているなら、ブレードを回しながらそのレンジへ入れ込みます。

ただスローにカーブフォールさせるだけでなく、フィーリングもプラスしてしっかりブレードを回します。

スピナーベイトはその状態でもしっかりブレードが回らなければスピナーベイトとは呼べません。

早く引いたらマルなんていうのはもってのほかです。

リトリーブ時にラインテンションを張りすぎないようにしましょう。

張っても、緩めても、見た目の動き自体はそんなに変わらないけど、魚はラインのつっぱりを感じています。

おすすめスピナーベイト:OSPハイピッチャーシリーズ

レスポンスがよく明確なバイブレーションが生み出す、ブレードとコンパクトなパッケージで発売から現在に至るまで高い人気を誇るスピナーベイトシリーズ。

各モデルの特徴を見ていこう

ハイピッチャー

シリーズのベースモデル

7gを除く9、10の2タイプはすべて共通のブレードサイズを採用されていて、同じ使用感のままレンジ別の使い分けができます。

タンデムウィローとダブルウィローの2タイプをラインナップ。

ハイピッチャー1オンス

ディープレンジの攻略を得意とするヘビーオンスモデル。

スローロールへの対応とディスタンスがある状態でもアングラーにしっかりとバイブレーションを伝えるため、ブレードタイプはタンデムウィローとダブルコロラドの2タイプがあります。

ハイピッチャー MAX

よりアピール力を高めたモデル。
10、14、18、21g のヘッドウェイトで、ブレードタイプはタンデムウィロー。

バイブレーションがより強い新規格のブレードと、2段カットのボリューミーなスカートが濁りの中でもバスにその存在を知らせてくれます。

タイフーン

国内スピナーベイトとしては唯一無二と言えるビックブレードを掲載したスピナーベイト。

10のブレードは巨大ながら回転半径が小さく、水を逃がす形状になっており、そのサイズからは想像できないほど軽快に巻くことができます。

ブレードタイプは、タンデムウイローとダブルウイロー、ヘッドウエイトは21gと24g。